展示会ごとに色々な方にプレーしてもらい、自分では気が付かない低難易度を難しく感じるポイントという部分がわかってきます。展示会では多くの人がレベル3以下を選んでいますが、その範囲で限定して新規プレイヤーがどの部分で難しいと感じているかをまとめます。
密度(時間方向の間隔)
1秒間に何回弾くか、弾く量が多いほど難しくなります。レベル3以下では4分音符が主体で8分もたまにあります。チュートリアルでは意図的に同じ鍵盤を連続で8分で弾く譜面を入れましたが、以外にもここで詰まる人はほぼいませんでした。「密度が高ければ認識に使える時間は短くなる」というイメージでしょうか、ド→レといったフレーズになったとたんに手が止まってしまう方を多く見ました。
距離(鍵盤と鍵盤の離れ具合)
ド→ドは簡単、ド→レの方が若干難しく、ド→ミがさらに難しいというお話です。難しさには認識の運指の難しさがあります。音楽用語的に言えば1度より2度、2度より3度が難しく、4度以上は極端に難しく感じるようです。
黒鍵の有無
正直なところ1つずつ押す時に黒鍵はそこまで問題にならないと思っていましたが、プレイヤーによっては致命的なほど難しくなることがわかりました。確かに学校の授業でピアニカを習いますが黒鍵はほとんど触りませんし、最近の音楽ゲームでは操作パネルが1列に並んでるものが殆どですので、特異な操作に感じる人が多いのかもしれません。
同時操作
ピッチベンドとモジュレーションは音が鳴っている最中に操作をする必要があります。キーボードを再現するゲームでありどうしても避けられないのですが、ロングノート+ベンドという譜面になってしまいます。特に展示会ではノーマルノート→ロングノート→ロング+ベンドというステップを一瞬で駆け上がる必要があるため急に現れる壁になるようです。
そもそも操作がよくわからない
「ピッチベンドはバネが入っており、モジュレーションにはバネが入っていない」というのはハードウェアの特徴であり違う形のデバイスもあるためチュートリアルの説明には入れていません。そのためモジュレーションの戻し忘れや元の位置の勘違いが多く見られました。
初心者が難しく感じるポイントがいくつもありました。これらの壁をなくすことは難しいですが、ゲームを通して壁と感じない様にすることは必要だと感じました。
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